クライアントはM1Bの持ち主でお気付きな方も多いと思いますが、
先日たんぽぽ村キャンプ広場でご一緒した
某大物プロデューサー。
キャンプに既に調子が良くなかったので、申し出て持って帰ってきたわけです。
症状は、どうも明るさが足りない。ワタシのM320と比べても雲泥の差が。
今回参考にさせていただいたのは、
kabawoさんの
こちらのレポ。
(kabawoさん、勝手にリンクすみません)
ひとまず分解していきます。
この辺は工具が無くてもサクサク進みます。(実は既にヴァポライザーが外されていたりして)
ヴァポライザーを外し方ですが、ここは真鍮のネジなので、ネジを潰さないように
プライヤーの噛ます部分にマスキングテープを巻きつけて使用します。
これで全て分解完了しました。この辺りで何となく原因が分かりかけてきたような・・・?
ヴァポライザー本体と、中に組まれているニードルです。
ヤニみたいなモノがニードルの根元に付着しているのが確認できます。
そこで、
キャブレタークリーナーでヴァポライザー本体、ニードルを洗浄、その後灯油で洗浄。
タンクの中を覗いてみると・・・
透明であるはずの灯油ですが、出てきたのは色が紅茶。
そして匂いも古い燃料特有のフレーバーでしたwww
不調の原因は、古い燃料を使用していたのと、
タンク内の汚れやサビが燃料経路を詰まらせてしまったと推測。
ということで、メインの作業は・・・“とにかく洗浄”する。
まずは、重要なタンク内から。
一般的なのは、ナット等を放り込んでシェイクなんですが、
今回は石(これは水槽にしく敷石)を使ってシェイクしてみます。
石を一掴みと、灯油をタンクに放り込んで10分程シェイク♪♪
タンク内の汚れやサビが、灯油と共にあれよあれよと出てくる。
これを数回繰り返して、シェイクした灯油が透明になるまで行いました。
今回使用した工具です。
タンクをはじめとする各パーツもピカールで磨きあげました。
後は組み付けするだけ。ゴムのパッキンに負担を掛けないように
ポンプカップオイルを塗布しドンドン組んでいきます。
たんぽぽ村で既にポンピングしても圧が掛からず、ポンプを外したところ
カップはカラカラでした。ココもポンプカップオイルをタップリ塗布します。
組み付け完了!プレヒートして、無事に点火を確認!
このあと一時間程運転しましたが、正常に燃焼していたのでこれで完了とします。
取り扱いもメンテも容易だと言われているヴェイパラックスですが、
時には清掃も兼ねて簡単な点検をオススメします。
今回は今年購入した最近のモノでしたが、販売元であるファロスさんも
たとえ新品でもタンク内の洗浄をオススメしているそうです。
それと古い燃料は水分を含んでいたり変質していたりで、
燃料本来の性能が発揮しませんので、普段から新鮮な燃料を使用しましょうね。
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